Midjourneyは実にリアルな画像を生成するだけでなく、モネが書いたようなアート作品から可愛いウマ娘のようなキャラクターに至るまで、ありとあらゆるタイプの画像を生成します。果たしてその著作権は誰に帰属するのか。また、商用利用は可能なのか。我々が気になって夜も眠れない疑問にお答えします。

Midjouneyで生成した画像は商用利用可能である

公式の利用規約によると次のように記載があります。

あなたが本契約に従ってサービスで作成した全てのアセットを所有します。ただし、他人の画像を拡大することは除きます。これらの画像は、元のアセット作成者が所有しています。

https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service

つまり、Midjouneyであなたが作成した画像を、所有者であるあなたが自由に使うことができます。つまり商用利用可能であるということです。

ただし有料会員(最低で月10ドル)のみであるという点に注意してください。

有料メンバーでない場合、あなたは作成したアセットを所有しません。代わりに、Midjourneyはあなたに対して、Creative Commons Noncommercial 4.0 Attribution International License(「アセットライセンス」)に基づいてアセットのライセンスを付与します。

https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service

このライセンスは、以下の2つのことができるようですが、商用利用はできません。(参照

  • 共有
  • 再構築

大企業の中で使用する場合

もしも、万が一あなたが100万米ドル企業を代表してMidjourneyを利用する場合は、プロプランに加入しなくてはなりません。一月60米ドルで加入できます。

Midjourneyの価格表

著作権はMidjourneyに帰属する

アセットを所有することはできますが、著作権はMidjourneyに帰属します。利用規約によると、あなたは次の権利をMidjourneyに対して与えなければなりません。

サービスを利用することにより、あなたはMidjourney、その後継者、譲渡者に対して、サービスに入力したテキスト、画像のプロンプト、またはあなたの指示でサービスが生成したアセットについて、世界的な、非排他的な、サブライセンス可能な、無償の、ロイヤルティフリーの、不可撤回の著作権ライセンスを永続的に付与します。これには複製、派生作品の作成、公開表示、公開実施、サブライセンスの付与、及び配布が含まれます。このライセンスは、いずれの当事者による、いかなる理由による契約終了後も存続します。

https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service

なんともおどろおどろしい文章によって、コピーライト(著作権)はMidjourneyに永久に帰属するということが規定されています。